デニムドレスシャツ 第一回 ~生地~
最近、お客様のシャツや他諸々、仕事に追われ、新しいシャツの提案が出来ていなかったので、合間を縫って、自分&オーダー用のnew sample作成に。
白シャツのデザインバリエは、次のコレクションにとっておき、よりリアルクローズで行くことに。
今回は、ここ数年トレンドの「デニムのドレスシャツ」
デニムというと、やはりワーカー系、ストリート系が主流になりますが、今回はその「男らしい」シャツとは雰囲気の異なる、、「品のあるデニムシャツ」を作りたいと思います。
最近、国内外のシャツメーカーもかなり取り組んでおり市場に展開、カジュアルスーツのインナーに取り入れている人も結構いるのでは?
でも、イケてるものは割と少ない気が・・・
そこで、scyltでも、「洗い」で色落ちを自らカスタマイズできるデニムシャツにチャレンジみようと。
ドレスシャツの仕様によって作られたものが、ワーカー系のステッチワークを駆使したシャツとは異なり、どういう表情になっていくのか、楽しみです
では早速、
まず大事なデニム生地。
パンツと違い、シャツなので、厚過ぎず・薄すぎず・固すぎず・柔らか過ぎず。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」がドレスシャツ。
生地屋さんに集めて貰った中で、一番雰囲気の良さそうなものをピック。(実際は、この素材選定は、プロダクト作成の最も大切なポイントの一つ、気に入ったものが出てくるまで探し続ける「終わりなき旅」ですが。)
世界でも評価が高い日本の、いや「岡山」のデニム生地。今回の生地もその一つ、KUROKIさんの品番です。他には、collectさんとか、有名でしょうか・・?
実際、デニムの事はあまり詳しくありません。。。
が・・、最終の上りイメージさえしっかり固まっていれば、「蘊蓄」は必要ありません。見た目と着心地で勝負です。
色落ち前提の生地でしょうか?これだけのグラデーションを持っています。
やはり、雰囲気のあるデニムシャツにするには、この色落ち感が重要。
Dior hommeや、Saint Lauren のデニムの色落ち感のイメージ、あくまで「品良く」、高そうに見えるツラ感を目指します。
ぶっつけ本番加工に一抹の不安をもちつつも・・・まずは縫製へ
次に続く