IFF Magic japan 展示会
9月26日~28日 3日間
東京ビッグサイトにて、IFF/MAGIC展示会に出展してきました
今回は今まで使っていたクリエイターゾーンから、会場メインのEditゾーンでの出展。
主催者側からの推薦枠ということで、少しだけステップアップ。
とは言え逆に、メインゾーンで出るからには、どうやって見せるか?プレッシャーもかかります
scyltはカジュアルではなく、モード、ラグジュアリーを目指しているブランドなので、見せ方も安っぽいのだけは避けたい、と。
いつもかなり頭を抱える訳ですが・・
今回は、3m四方のスペースに、ボディ×8体(とラックは補完)を壁に沿って並べ、中央にディスプレーという超シンプルな構成。
他ブースでは、色んな什器を使ったり、それぞれ工夫を凝らしてますが・・
サンプル数が少ないという所を逆手に、スペースを広く使い、ミニマルなラグジュアリー感の追求です
ショップでもそうですが、服が所狭しとかかっているところより、商品が少ない方がラグジュアリーに見えるものです。売り手の余裕という所でしょうか。
今回のnew collection は、インスタやFBでちらほら出していますが、
今までとかなり、タイプが違っています
それぞれのデザイン、というよりも、大枠においてハンドルを切ったイメージです
最も意識した点は
120/2 poplin のみのシャツデザイン → 別素材の使用によるコレクション全体の表情感の加味 です
その為、今回は 8号帆布(キャンバス)、ファンシーツィード(前回はパンツのみに使用)、リネンツィード、そしてレザーを使用しています
こうやって並べるとシャツを作るブランドとしては、ありえないような素材を並んでいますね・・
が、そういう意味では、そのギャップを狙う意図があり、一度トライしてみたかった素材使いという感じでした
メインは、キャンバスシリーズ
8号帆布=キャンバスシリーズは、先回のコレクションの「白×黒」を広げようとアイデアを探していた時に、「バレンシアガ」「セリーヌ」のキャンバスバッグからインスパイヤ―されてます。
中央のドルマンシャツの肩のラインも、実は、トートバッグなどに使う持ち手の極厚テープを使用。存在感が半端ないです
背中の襟ぐりに、今回お気に入り、ビッグタブが挟み込まれてます
傘もかけられる大きさ。「無駄」なサイズ感が良いでしょ?俺だけ?
ここからは、ツィードシリーズです
ツィードは、リバーシブル仕立てにしてます。
表側(一応)は、向かって右のオール白ですね、ツィードのみが見える形で、まとめてますが、実は縫い代始末が「きりっぱ仕立て」でラフなツラ構えになっています
ボタンは白蝶貝で、モノトーンで大人っぽく。
逆に裏側は、ウォッシュドレザー:BKを 衿と肩ヨークに使用。縫い代始末は、きりっぱではなく綺麗に収まっているタイプ
もう一つのツィードは、
綿・レーヨン・ナイロンなどの多種の糸で織り込まれたファンシーツィード
こちらは、向かって左が表側になってますね・・ ウオッシュドレザーをバンド衿とポケットに使用したタイプで、縫い代始末がキリッパ仕立てになってます
向かって右は、その裏側、ツィードのみで出来た綺麗なツラ構えで、ボタンも白蝶貝ですね
シルエットは少しオーバーサイズに作り、「羽織り」として、シャツジャケットのイメージ。
実際、ツィードはその特性上、春夏においては、通気性と保温性の両方を持った、優秀な機能商材とも言えます
僕自身も、この1stsampleを、クーラーで冷え冷えする室内で、シャツの上から羽織って作業してました
そして、前作の仲間も一人追加。BKメッシュ× ブロードst
奥の方が、今回作ったサンプルです、肩から腕にかけて、ラインの切り替えを入れてます
最後は、パンツ。
パンツは潔く?ショートパンツのみ。他がやってないアイテムをscyltは作ると。
こちらはキャンバスシリーズのショーツ。
見返しに配色黒を使っているので、白黒がデザインポイントですね。そしてビッグタブ!
こちらは、ツィードの ロングショーツ。ウェストにタックが入り、シルエットも少しゆとりがあります。ダブルの裾始末、サイドアジャスターなど、ディテールデザインも
という事で、これが今回のフルコレクションです
モードに寄せたコレクション、バルエーションがふえたのは間違いないわけですが
コレクションとしては いかがでしょうか?