アスリート・シャツ 作成

scylt/ 3月 21, 2018/ デザインの徒然/ 0 comments

今回のオーダーシャツのお客様は、scyltのメインターゲットの1つ、アスリートの方。

中野駅で「ボクノジム」を開き、男性・女性の肉体改造の「パーソナルトレーナー」として指導を行い、またモデルとしても、活躍されているという薮内さん。
http://bokunogym.com/trainer/
https://www.instagram.com/ke___ta___/
とにかく、スゴイ身体です!
まずは、完成写真から
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薮内さんは大手ジムによくある「ポロシャツ」スタイルが嫌で、自分の好きな「白シャツ」を着ながら、トレーニング指導を行いたい、という事で今回のお話を頂きました。
今後、「トレーニングシャツ」として、製品化も視野に入れられているとのことで、いつも以上に綿密なヒアリングとデザイン・素材打ち合わせから始まりました。
まず、
トレーニング時に使用するシャツという事で、
「素材」が重要。そのため、今までのドレスシャツ素材とは全く違う「機能性」のあるタイプを探しました。
出てきたものは、下記の特徴を満たすもの
①フレキシブルな運動を可能にする「ストレッチ性」
②汗が肌に貼り付かない「吸汗速乾」
③白シャツとしての「クリーンな面感」
③素肌に着れるくらいの「厚み」と「透け防感」
デザインは
ボディラインが綺麗に出るスリムかつ立体的なシルエット、そして上下左右に動かす腕周りの運動性を確保できるパターンニングがポイントになります
そこで
①3面構成パターン(前後のバスト・ウェストギャップに対応)
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当初は、scyltで良く使う3面構成、前身切り替えをもっと中心側に持ってくる予定で考えていましたが、袖下のマチパーツを入れる必要があり、バランス的な所で、「真脇に切り替え」を入れた3面ボディを採用しました。
②背中に、アクションプリーツ(=腕の前への可動域を上げる)
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アクションプリーツと言われる、肩下のタックは、「ハンティングジャケット」や「ミリタリージャケット」によくみられる仕様で、腕を前に回す(銃を撃つ、ハンドル操作など)運動量を確保するために作られています
切り替えが下に繋がっていくので、シャツの仕様ではあまり使われないですね。
③脇下にマチパターン(=腕の上への可動域を上げる)
DSC05733DSC05741通常時はマチパーツが折れて、脇に収まっていますが、腕を真上にあげる時にマチパーツが広がり、身頃のずり上がりを防ぎます。
という形で、今回の特殊なオーダーに対応いたしました。
勿論、アームホールはscyltの特徴、ハンド工程でソフトに処理。
ガゼットは、ペンタゴンの点留めで デザインポイントにしました
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